理事長挨拶

一般社団法人日本人間関係学会理事長  

小山望    

埼玉学園大学大学院心理学研究科教授

 

 

 

 

3月11日に発生しました東日本大震災に被災された多くの方々に心よりお見舞い申し上げます。 また被災地や避難所での被災した方々への支援や被災地の復興のために従事くださっている多くの関係者の方々、ボランティアの方々の情熱と真摯な態度に深く敬意を表します。

 

2010年10月の高知大学で開催された第18回大会の総会で日本人間関係学会の会長に承認頂きました埼玉学園大学の小山望です。 どうぞよろしくお願いします。初代会長の茨木俊夫(埼玉大学)、佐藤啓子(文教大学)、上原貴夫(長野県立短期大学)の諸先生のあとを受け、 4代目の会長として本学会の発展に微力ながら貢献できるよう邁進する所存でございます。 私の専門は人間関係の心理学、カウンセリング、ロールプレイ技法を用いた人間関係の危機の回復と修復、共生社会に向けたインクルージョン保育・教育です。

 

本学会は学術研究団体ですので、学会機関誌「人間関係学研究」を発行しています。 今後は、会員からの投稿論文数を増やし、さらに人間関係に関する基礎的・実践的な研究を推進したいと思っています。 とくに30代〜40代の若手・中堅会員からの投稿論文を促進するため、研究奨励賞なども考えております。 また研究論文だけでなく、人間関係に関する体験談や座談会、エッセイなどを収録した刊行物なども発行していきたいと考えています。

 

一般社団法人日本人間関係学会とは

本学会は1993年11月に神田外語大学で第1回大会を開催し学会としての初声をあげました。 学会の特色として「人間関係の危機の回復とよりよい発展」を実現する方法を探求し、現実の人間生活の発展に貢献することにあります。 そのスローガンをもとに、教育・心理・医療・福祉など学問的にさまざまな背景を持つ研究者や実践家・企業人、市民が集まっています。 本学会は今年で24年目を迎えておりますが、その頃の個人や社会における人間関係を取り巻く状況は、以前よりさらに深刻になり、無縁社会という現象も起きています。 人々が家族や地域との絆を失い、社会のなかで孤立している現実があります。 本学会は人と人との絆を結び、人との関係をつなぎ、人間関係の危機に瀕した現代社会のなかで、 個人や集団における人間関係の支援や回復のための実践的方法の追究に取り組んでいます。 2016年に一般社団法人として新たなスタートを切り、社会に貢献する学会としてますます活発な活動を展開していく所存です。

一般社団法人日本人間関係学会は、人と人に関わるさまざまな問題に取り組み、その課題を解決すべく、 さまざまな背景を持つ人々が共に集い研究や実践の交流を深めながら、人間関係の発展、促進そして創造について学びあうことを目的として活動しています。
 活動の一環として「人間関係士」(登録商標) の資格を発行しています。
 いわゆる「学会」というと、専門家集団という印象が強いですが、本学会は人間関係の問題に関心を持つ人であれば、誰でも入会でき、また活動に参加できます。
 事業は多岐にわたっていますが、日常生活における家庭・地域・学校・企業などの人間関係の理解を深め人間関係の発展のための研修事業、学び、実践研究重視しています。 

 

本学会の活動

1)学会機関誌「人間関係学研究」の発行

2)年次大会の開催

3)学会ニュースの発行

4)研修会、研修講座の開催

5)広報誌「こころの広場」の発行

6)認定資格「人間関係士」(登録商標済)の発行

 

本学会の認定資格として「人間関係士」を発行しております。 これは個人や集団の人間関係の支援・調整や指導を行うことができるようにするための資格です。 具体的には人間関係の構築や形成を目的としたトレー二ングや研修の企画・実施、心の悩みや問題を抱える人への支援や相談活動(傾聴・カウンセリング)、個人、組織や機関に対しての人間関係の構築や調整のためのコンサルテーションなどを行うことができるように、必要な理論や実践的な技法を体系的に学び、研鑽を積んだ人で専門性のある方を学会で認定いたします。詳しくは、人間関係士ガイドブッグをご覧ください。本学会は人間関係士の資格を持った会員を社会に送り出して、家庭や地域社会や学校、企業、福祉・医療・行政機関などで、人間関係の専門家として、よりよい人間関係の発展の支援を通じて社会に貢献できることを目標にしています。本学会の活動にご関心や興味のある方は是非とも入会をして、誰もが人として尊重され、支え合って生きる共生社会の実現のため、共に活動していきましょう。

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