部会

教育部会

 OECDの勧告から約20年、日本でも産業構造・社会構造が急速に変化し創造的汎用的能力(コンペテンシーcompetency)が求められるようになった。今後、産業構造は第四次産業革命の影響で、さらに高度知識集積型、創造型へと変化し、雇用も定型的スキルを用いる職業は、早晩、人工知能(AI)に取って代わられる可能性が高い。社会構造も世界一の高齢化・長寿化社会であることから労働人口の急減と相俟って、生涯に渡って第二、第三のキャリアを積み、アイデンティティも複数所有して生きるライフステージの多様化が進行している。。そのため、各ステージを生きる社会的能力スキルと同時に問題解決力や創造力が必要となった。
 当然、少ない人口で産業・社会を支えていくわけであるから、全ての人々が可能性を開発し豊かなコンペテンシーを所有できる教育方法の創出が重要である。しかし残念ながら、人々を上下縦型の評価に組み込み可能性を抑圧してしまう伝統的な系統主義教育(教師主導、画一的・直線的受け身学習)ではこれを実現することは不可能である。このため教育部会では、新たなパラダイムに立脚した主体的学習が必要と捉え、長く高次・ディープアクティブラーニングを検討・考察してきた。
 また同時に、現在学校現場で問題になり、生徒、教師、保護者を苦しめている教育病理、特に不登校、いじめ、自殺などについても検討し問題解決を探って来た。

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