人間関係士

『人間関係士』制度の趣旨

最近では何でもスマホ・携帯の時代になり、簡単に情報を入手でき、人間関係もメールでのやり取りで済んでしまうほどになってきています。しかし、その一方で、氾濫する情報(質の低下している情報が多い)をどう選択するのかが大きな問題になっています。また、メル友などによって、人間関係も広がり自慢気にしている人もいますが、その分、深い慈しみ合う人間関係が構築されない危険もはらんでいます。その他にも現在のスマホ・携帯などに依存することが多い状況によって、電磁場が飛び交い、その影響で、ちょっとした人間関係のことですぐにキレてしまう人も多く見うけられます。

そのような人間関係の希薄化している中で、一般社団法人日本人間関係学会では、人と人との出会いを育み、よりよい人間関係を構築するための適切な手助けのできる力(人間関係力)をもった人材育成を目指し、「人間関係士」の資格を制定しています。

この資格を取得された方々が低下した人間関係を修復していただける人材に成長し、社会貢献に役立っていただければ幸いです。

人間関係士とは

人間関係士は、一般社団法人日本人間関係学会が認定する資格です。一般社会人や学生が、人と人との出会いを育み、よりよい人間関係を構築するための適切な手助けのできる力(人間関係力)を身につけるための基礎的資質を育成します。この資格は、学会員でなくても取得できます。

「人間関係士」資格取得について

パターン1

大学・短期大学・専門学校等で在学中に取得できます。
条件は次の2項目です。
1)「人間関係士養成教育協力機関」で「人間関係の基礎」に関する科目2科目の履修。
※「人間関係の基礎」に関する科目
→たとえば、「心理学概論」「カウンセリング」「人間関係学」「産業心理学」「組織心理学」「コミュニケーション心理学」「臨床心理学」「児童家庭福祉論」「地域子育て支援論」「異文化コミュニケーション」「ボランティア論」「社会福祉入門」「高齢者福祉論」「障害者福祉論」「ソーシャルワーク」「キャリアデザイン」「家族援助論」などです。その他の科目での申請が可能な場合もあります。

2)「人間関係づくりに関する演習・実習」5時間程度(各大学等で実施)を受講する。

パターン2

一般社団法人日本人間関係学会の賛助会員である民間教育機関で学びながら取得できます。
条件は次の2項目です
1)賛助会員である民間教育機関所定のカリキュラムを受講する
2)「人間関係づくりに関する演習・実習」10時間(2日)程度を受講する

※過去に賛助会員である民間教育機関での学習を終了した人は、2)の受講だけで、資格申請が可能です。

パターン3

一般社団法人日本人間関係学会会員が主催する研究会等で一定時間(20時間程度)の講義・演習を受講していた人は、人間関係士の申請が可能な場合もありますので、事務局までお問い合わせください。

規則・細則

規則・細則は以下からご覧いただけます。PDFファイルが開きます。