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第29回全国大会 大会委員長挨拶

日本人間関係学会第29回全国大会 大会委員長の挨拶

第29回全国大会 大会委員長    
釜野 鉄平(聖カタリナ大学教授)

 全国大会の開催にかかわらせていただくのは、第22回全国大会が愛媛県で開催されて以来となります。
 第29回全国大会のテーマは「コロナ禍における人間関係を考える」とさせていただきました。日本人間関係学会の活動も、昨年度からzoomなど新しいツールを用いて関係を継続しています。価値や生き方の多様化した現代社会において、「人間関係」をテーマとして取り扱う研究の意義は欠かすことのできないものとなっていますが、現在のコロナ禍では既存の関係が希薄・弱体化する場面も多く、「人間関係」を取り戻すだけではなく新・再構築する必要性も生じているといえるでしょう。
 私の携わる高齢者福祉領域では、これまで様々な福祉機関・事業者が地域社会に定着させてきた高齢者サロンやイベントなどの場においても、昨年度のステイホームをきっかけに参加率の低下や開催そのものが中止になるなど、参加・交流の場が減少したことで高齢者の心身機能の低下が問題化しています。
 このような背景からも、今回の大会テーマは本学会が取り組むことに大変な意義があるといえるでしょう。基調講演やシンポジウム、抄録集を通じて様々な学問・実践的見地から現代社会の人間関係について共に学び考えることのできる大会にしたいと考えていますので、どうぞよろしくお願いいたします。