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日本人間関係学会第30回記念全国大会開催報告

2023.01.25

日本人間関係学会第30回記念全国大会開催報告

大会長・理事長 早坂三郎  

 第30回記念全国大会は、令和4(2022)年12月3日(土)に兵庫県西宮市にある甲子園短期大学を会場として、「変革期の社会を考える ~安全と安心のためのコミュニケーション~」のテーマのもと、コロナ感染拡大の影響が色濃かった2020年度第28回全国大会では抄録集による誌上発表にての開催とし、続いて2021年度の第29回全国大会では抄録集での誌上発表とオンラインによる基調講演・シンポジウム・総会にて開催しましたが、政府のコロナ対策方針を受けて3年ぶりに対面にて、2日間の通常のスケジュールを1日に短縮しましたが、通常のように「プログラム・発表要旨集」を事前にお届けして開催しました。
 その内容は、開会式挨拶と基調講演「変革期の社会とは」を早坂が、続いてのメディエーション講演「対立から対話へ~紛争解決の新手法~」を津田尚廣弁護士(一般社団法人ピアメディエーション学会専務理事)が、そして昼食を挟んで本学会と会場校である甲子園短期大学との共催による公開講座「料理学とコミュニケーション」を土井善晴先生(料理研究家)に講演頂きました。このプログラムへの出席者は、学会員及び学会招待者と一般市民参加者・甲子園学院関係者の合わせて(コロナ感染防止のための設定上限に達する)約150人でした。講演終了後に記念写真撮影を行い、直ちに大会の華である口頭研究発表・口頭実践発表を3教室に分かれて行いました。今回は学会賞・優秀賞の該当者はいらっしゃいませんでしたが、学会の活性化に伴い次回大会以降が期待されるところです。
 総会では、事業報告と事業計画が理事長から、会員数と会計年度の期間変更等について森事務局長からそれぞれ説明があり、そして第31回全国大会の開催について田中康雄次回大会長から、福岡は西南学院大学で開催する旨の案内と勧誘があり、閉会式では会場校の関係者への御礼の言葉を以て、全予定は無事終了しました。その後に感染拡大の報がなかったことに安堵した記念大会でしたが、何より久し振りの対面で心はずむ一日となり、終了後も立ち話はあちらこちらで続いていました。
 最後になりましたが、全国大会開催に当たり協賛の協力を賜りましたご団体様並びに企業の皆様に衷心より厚く御礼申し上げますとともに、ご発表並びにご参加戴きました会員の皆様に深甚なる謝意を表しまして、甚だ意を尽く切れませんが記念の全国大会開催のご報告と致します。